《開催概要・コンセプト》
農家やメーカーと協働し、世の中に商品として流通しているプロダクトが作られる過程を学びます。農業などの1次産業における6次産業化とは何かを知り、その実現を通じて地域貢献・地方創生につながることを考える講座です。通常は農作業があるので4ヶ月~半年のプロジェクトになりますが、今回は短縮版としてパッケージデザインを中心に活動します。
※6次産業化とは
農林水産省では「⼀次産業としての農林漁業と、⼆次産業としての製造業、三次産業としての⼩売業等の事業との総合的かつ⼀体的な推進を図り、地域資源を活⽤した新たな付加価値を⽣み出す取組」と定義されています。
(「地域資源を活⽤した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林⽔産物の利⽤促進に関する法律」(六次産業化・地産地消法)の前⽂より)
《プログラム》
奈良県五條市西吉野エリア特産の「柿」を加工、チョコレートを使った商品開発を目指し、商品になった後にどのように消費者に「生産者の思い」や「商品の特徴」を伝えるのかパッケージデザインを考えます。今回は特にギフトとして贈りたくなる高級感のあるパッケージのデザインアイディアや、販促チラシ、ホームページに載せるキャッチコピー、広報キャラクターなどを検討します。
《スケジュール》
【1日目】2/19(日)10:00~16:00 住吉区民センター調理室
午前中は農業における1×2×3=6次産業化の全体像について王隠堂農園・加工メーカーの(株)ポタジエからの講演。柿の栽培、脱渋(渋柿を食べられるようにする)、加工などの工程を学び、栽培から加工・販売までを一貫して行うことの意味を学びます。お金のことも含めて農業経営を考えます。
午後はカカオ豆からチョコレートを製造するワークショップを通して、海外産地の状況や児童労働・フェアトレード等について学びます。※下記写真は過去のワークショップを紹介した講師Instagramより引用
【2日目】2/25(土)10:00~16:00 大阪市丸山文化センター研修室
パッケージデザイン1日目
前半:デザインとは何か、マーケティング的思考について学び、他商品のパッケージ要素分析
後半:カキップスのチョコバージョンのパッケージデザインを手描きで下書き
【3日目】2/26(日)10:00~16:00 大阪市阿倍野市民学習センターアトリエ
パッケージデザイン2日目
前半:手描きしたデータをiPadで清書しデジタルデータ化
後半:全体でパッケージデザインを仕上げていく、振返り発表
▼3月以降に予定していること(商品の製造スケジュールにより決まります)
商品販売体験:高校生百貨店への出店:1日間
あべのキューズモールで「農Coラボ」子どもマルシェ開催 :1日間
《協働パートナー紹介》
chocobanashi 一ツ橋チョコスタンド店
2022年2月に奈良県五條市にオープン。カカオ豆から作るbean to bar チョコレートの専門店です。ひとつのチョコレートに関わる「人の顔」と「物語」をチョコレートと共にお届けしていきます。
chocobanashiで扱うカカオ豆は、さまざまな国から海を渡ってお店に届きます。焙煎からチョコレートにするまで、全てを自分たちの手で行っています。カカオ豆と砂糖だけでつくるほんもののチョコレートをぜひ、お楽しみください。
農業生産法人 農悠舎王隠堂
「王隠堂」の名は、南北朝時代、都を逃れた後醍醐天皇一行をかくまい、授かったもの。現在は農業法人として知らていますが、幕末に建てた旧家を改装し、農家レストランとして開放しています。歴史ある建物内には「薬研(ヤゲン)」など薬草を薬に加工する道具や、「唐箕(トウミ)」など昔に使われていた農機具もあり見学することが可能です。食材はほぼ自家製。名産の柿を使ったメニューも楽しみにしてくださるお客様も多いです。
株式会社ポタジエ
大量生産・大量消費社会における農業に疑念を抱き、自然環境と共存しながらなるべく農薬や化学肥料を使わない生産へと舵を切り、走り続けてきました。消費者の価値観も変化し、第一次産業である農水産業の衰退がますます加速する中で、中山間地の農業生産者を中心に連携を進め、一次産業の衰退を食い止め、地域を豊かにしていくこと。安心安全な旬の農作物を余すことなく活かし、地産地消や農産物の価値を高め食卓へと届けていくこと。そのことの重要性を深く感じ、新たな時代に即した加工の探求をフリーズドライに見出しました。
フリーズドライという新たな技術を用いて食卓に笑顔を届けていきたいと願っています。
日本の食を守り育む。全国の地域から元気を届けていきます。
《募集要項》
本来は(19,800円)の有料の講座ですが、大阪府新事業展開テイクオフ支援事業に採択されましたので、モニターテストとして今回に限り無料で開催します。
◯ 募集対象:中学1年生 ~ 大学生・専門学生 ※過去の農Coラボ経験者のみ現小学6年生可
◯ 募集定員:10名
○ 日程:
2/19(日)10:00~16:00 大阪市住吉区民センター(住吉区)
2/25(土)10:00~16:00 大阪市丸山文化センター(阿倍野区)
2/26(日)10:00~16:00 大阪市阿倍野市民学習センター(阿倍野区)
◯ 持ち物:【1日目】昼食、水筒、エプロン、三角巾、食器拭き用布巾、筆記用具、ノート
【2日目・3日目】昼食、水筒、画材(16色以上のペンか色鉛筆等)、PCまたはタブレット端末(あれば)、筆記用具・ノート
○ 服装:自由
◯ 参加費:無料 ※別途会場までの交通費が必要です。
◯ お問合せ先: LFIC(エルフィック):The Lab of Future Innovators and Creators
◯ 申込方法:下記、申込フォームからお願いします。
◯ 主催:LFIC(エルフィック):The Lab of Future Innovators and Creators
◯ 本件は大阪府「新事業展開テイクオフ支援事業」2022年度補助金に採択されています。
指導者
王隠堂 正悟哉(有限会社農悠舎 代表、株式会社ポタジエ 専務)
梅原 雄飛(chokobanashi製造担当者)ニックネーム(活動名):チョコ山くつ太郎
chocobanashiのオープン立ち上げから関わるチョコレート職人。高校生のときにシングルオリジンチョコレートの面白さに出会い、それ以来チョコレートの世界にはまっています。4月からは広島の大学でチョコレートを専門にした研究室に所属する予定です。
宮田 恵理(グラフィックデザイナー/アートディレクター)
印刷会社で7年デザインのディレクションを担当。つくる喜びを伝える”京都かわいい手芸部 lilicoi”の活動でパタゴニア主催のMommoth PowWow等でワークショップ講師を務めていた。タワーレコードや百貨店の立体造形によるアートディスプレイの仕事も多数。
藪崎 喜子(The Lab of Future Innovators and Creators 代表)
他、地域生産者の皆さん
【お問合せ】
下記にお願いします。
mail:lfic.inquiry@gmail.com
Tel:050-5373-6607
【備考】
〇お申込み受付は原則先着ですが、定員を超えた場合は抽選になります。※抽選時は3日間とも参加できる方を優先させていただきます。
○雨天決行です。万が一荒天時には当日朝の別途ご案内いたします。
〇原則として現地集合・現地解散になります。現地までの交通費は各自ご負担お願いします。
〇プロジェクトの特性により、万が一遅刻欠席されたとしても振替えはございません。
〇欠席時は資料や写真をご覧になっていただけるようにすること、デザインやキャッチコピーを考えてくる等の宿題がある場合は質問を受付ける形でフォローを考えております 。
〇本事業では活動報告や広報のため写真や動画を撮影しますので予めご了承ください。また撮影した写真はFacebook・I nstagram・Twitter・主催団体LFIC( エルフィック):The Lab of Future Innovators and Creatorsのホームページに掲載されることがあるので、ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
○お申込いただいた時点でLFICプライバシーポリシーにご同意いただけた扱いになります。
https://lfic.fun/privacy-policy/
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